「お祝いやお土産でワインをもらったけれども結局飲まずに置いてある」、そんな人は少なくないみたいですね。
ワインは、好きな人は好きだけど、そうでもない人は栓も開けずにそのままにしておくことが、特に日本人には多いようです。
どうせ飲まないなら売ってしまいましょう!
ワインをお金に換えることができる、その事実を知らない人もたくさんいますが、それではもったいない。
まさに宝の持ち腐れ。
自分のためにも、そしてワインのためにも持て余したワインを買い取ってもらってはどうでしょうか。
売りたいワインはどこへ持っていけばいいの?
ワインには長い歴史がありますが、比較的新しいサービスとしてワイン買取りに特化したサイトというものがあります。
それも1つや2つではありません。数え切れないくらいのワイン買取サイトがありますから、その中から1つの業者を選んで買い取ってもらうことになるでしょう。
高価買取の最初のポイントは、まさにここにあります。
つまり、山ほど存在しているワイン買取サイトの中からどれを選ぶのか、これによっても買取価格が大きく変わってくるんです。
できるだけ多くの業者に見積もりを出してもらうこと。
そうすればそれぞれの業者の買取価格を知ることができます。
それらを比べて一番高いところに買取を依頼すればいい、というわけではありません。
もうちょっと粘りましょう。
一番高い買取額を提示してくれた業者のその見積もりを手に、他の業者をあたってください。
「あのお店ではこのくらいの額で買取できるって言ってるんですが」と交渉すれば、さらに高い買取額を提示してくれるかもしれません。
この作戦が通用する業者としない業者があるので試してみるしかありませんが、ワイン買取サイトの中には、「他社よりも高く買い取ります!」と宣言しているところもありますから、試してみる価値はあるはずです。
大切にしすぎて売り時を逃してはダメ
あとは、単純に状態がいいかどうか、これも高価買取につながるポイントですね。
「売ろうかな」と少しでも思ったら、丁寧に扱うようにしましょう。
ワインは箱もラベルもコルクも、それ自体が一つの作品のようなもの。
適当に扱って傷でもつけたら買取価格も下がってしまうかもしれません。
もっと言えば、売る時期をあまり先延ばしにしないことも大切。
業者を選ぶのに数週間かかってしまうというのは、仕方のないことですが、「ワインは古ければ古いほど価値がある」と素人考えで勝手に決めずに、それ以上傷がついたりホコリをかぶる前に売ってしまった方が、ワイン買取り価格は高くなるケースが多いです。
状態がいい方が高く売れるのは、ワインも自動車も洋服もバッグも一緒。
ワインの状態は高価買取りのための大きなポイントとなるので、ぜひ覚えておいてください。
「◯◯年物のワイン」という言葉がよく聞かれるので、そのような認識をなさったのだと思います。
もちろん、年数を重ねて資産価値が高まるワインもあるのですが、ワインの種類によっては、ピークを過ぎてダメになってしまう場合もあります。
年代物になると価値が高くなるワインを価値が高まる前に売っても、買取業者は将来価値を踏まえた値付けをするものなので、知識がなければ売れるタイミングで売ることをお勧め致します。
ワインはウイスキー等の蒸留酒と違い、一度開栓するとその時点から酸化が始まってしまうため、例え1滴も飲んでいなくても売買の品としての価値はほぼ無くなります。
例外があるとすれば、ボトル自体にインテリアとしての価値があるような場合のみであり、それもそうあることではないので、少しでも売る可能性のあるワインは開栓しないでください。
また、開栓はしていなくても空気が漏れて蒸発してしまっている場合、瓶にヒビが入っている場合も値がつかない場合がほとんどです。
ワインを入手した時についていた箱、保証書、袋等は、ワインを売却する時に一緒にできると価値が高まります。
保管場所に余裕があれば是非とっておいてください。
家庭で不要になったものを売買する分には、インターネットオークションを利用することも可能です。
こちらの国税庁のページでも、継続的売買でなければ可能である旨明言されています。
国税庁-酒税行政関係情報-お酒についてのQ&A
https://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/qa/03b/05.htm
しかしながら、ワインについての知識があまりないのに自ら売買することは思わぬトラブルを招いたり、損な取引になったりする元ですので、相当こだわりがなければ買取業者に入ってもらうことをお勧め致します。